思考の自由研究

世界で一番かわいい言葉は「もぐもぐ」だと思う

2019-01-01から1ヶ月間の記事一覧

旧友

久しぶりにあった人と仲良く時間を過ごせた時、「この人と知り合った昔の自分、よくやったな!」と褒めたくなる。 その人と仲良くなろうと決めていたわけでも、何かを意識して距離を詰めたわけでもなかったのに、これだけウマの合う人とこうして仲良くなれた…

ラブレター

今日Twitterを見ていたら、「好きな人に振られたので、彼女を想って詠んだ短歌を餞のラブレターにした」という記事が目に入った。 告白したらふられたので「その女の子のことを想って過去に作った短歌から選び抜かれた158首」を紙に印刷して本人に渡したら1…

開放感

長いようで短かったテスト期間が終わり、長すぎる春休みがやってきた。 さすがに何年か同じ内容を勉強していると、多少気を抜いていてもなんとかやり過ごせてしまうという、あまりよろしくない学びも得た。 この間話した人は、「私は、いかに楽して人生をや…

貯まる言葉を

「就活って、どれだけ自分の話しても怒られないんだよ!」と言う人がいた。自分語りが良しとされない風潮の中、確かに、ある種特殊な状況なのかもしれない。これはすでに就活を何年か前に終えた人が、当時を振り返りそう思う、という話。確かに、納得である…

隠さない勇気

そろそろテストの勉強をしないと、と思っているうちに、いくつかの試験を終えてしまったらしい。 「テスト勉強?全然やってないよ〜」のやりとりは何度となくしてきたが、裏切られなかった経験はない。 運動会で「一緒にゴールしようね!」と言ったあの子の…

未来志向

普段行かない街に降り立ったとき、「うわーこんな景色だったのかー」とウキウキすることがある。 普段見たことのあるチェーン店の看板でも、普段と違う背景の中に馴染んでいるだけで「すごーい綺麗!」と感動してしまう。 嫌になる程単純な自分だけど、小さ…

おもいやり

この間送られてきた資料の中に、「会議中の曖昧な発言は、嘘と同じと思え」とあった。 その理論でいくと、曖昧な熟語やカタカナで済ませようとしてしまう私は、ものすごい嘘つきなのかもしれない。 ある言葉を熟語や外来語に翻訳すると、意味が広くなったり…

得意分野

この間友達から突然LINEが来て、「感情あるロジカルな人はどういう思考回路で物事を考えているのか教えて欲しい」と言われた。 彼女にも途中で言ったのだけれど、私はそもそも非ロジカル側の人間が頑張って構造的に何かを考えようとしているだけで、元来は感…

欲しいもの

何か欲しいけど、何が欲しいか分からない時がある。 「とりあえず何か買いたい!」みたいなモチベーションでふらっと電気屋さんに行って、買うつもりもなかった延長コードなんかを買ってしまうことがある。 延長コードやUSBならまだしも、コンビニでものすご…

強い女メーカー

最近よくタイムラインで見かける、「強い女メーカー」というのがある。意思の強そうな女性の見た目をカスタマイズして、好きなイラスト作ることができる。いわゆる、アバター作成サービスというのか。 強い女メーカーリリースしました!!!!!!!!服はま…

追体験

RADWIMPSと、1000人の18歳が一緒に歌う動画を見た。今年の1月にNHKが公開した動画だ。 私はその番組をリアルタイムで見た訳ではないから、ひとりひとりの18歳にそれぞれどんなドラマがあったのかとか、RADWIMPSがどういう思いでこの番組に参加しているのかと…

チームメイト

「チームになる」ことにこだわりを持つようになったのは、いつからなんだろう。 高校生までは、個人で動くのが気楽で好きだった。 「教室移動なんて、ひとりでいいじゃん」って。 今でもその気質を引きずって、大学の授業なんかはひとりで受けることが多い。…

好きなこと

テストが近づいてきて、憂鬱な季節になってきた。 周りの人の「勉強全然してない〜」という言葉が信じられなくて、疑心暗鬼になる今日この頃。 あと数日が経てば長すぎるほどの春休みに入るのに、その数日間がどうにも待てなくて、結局自分が好きなことにチ…

変化

早いもので、1月も下旬になろうとしているらしい。 この間まで冬休みだ、お正月だと言っていたのに、1月末には春休みになるわけだから、まさに春ここに来たる、という感じだ。 新宿通りに掲げられていた日本国旗も、いつのまにかなくなっていた。 去年の夏は…

脈略

本当に幼稚で笑えるんだけど、今日行った病院での施術があまりにも痛くて、耐えきれなくて泣いてしまった。 片足を大人に突っ込んだ女が、病院が怖くて痛くて、人目も憚らず泣くわけだ。 さっきまで大人ぶって受け答えしてた奴が当然泣くものだから、看護師…

たのしむごはん

食に無頓着になると、「そろそろまずいぞ」のメーターが動きだす。 家での食事は常に無頓着なので、料理の工程がなるべく少ない食事で済またいし、できれば、買ったものがそのまま食卓に並べられたら、と思ってしまう。 一方家の外 でご飯を食べる時には、な…

世界観

音楽には二種類あると思う。 ひとつは、音に歌詞が引っ張られる音楽。もうひとつは、歌詞に音が引っ張られる音楽だ。 BGMにできる邦楽はテンポの良さやリズム感に魅力があって、どちらかというと前者。 BGMにしていたはずが気づけば音楽に聴き入ってしまった…

あまい良薬

私の高校時代の友達の中には、「家業を継ぐため」という理由で医者を目指す娘さんが何人かいた。 彼女たちはもう本当に、責任感と頭脳を兼ね備えた素晴らしい女性で、これから先、きっと素敵なお医者さんになるんだと思う。 そんな彼女たちを横目に私立文系…

蓼食う虫

一年前くらいに流行った『おっさんずラブ』というドラマを見ていて、いやこれ、どんだけ面白いんだと。 俳優がかっこよくて面白いと言うのはもちろんあるのだが、同性の恋愛模様なので、性別の固定観念みたいなものが取り払われて純粋な恋愛として見れる(よ…

かんがえの素

この間人と話していて、「ああ、これが私の言いたかったことだ!」と納得できるたとえ話に行き着いた。 これまで自分が思っていたわだかまりが、その例えでしゅるしゅる溶けていく感じがした。 私は例え話を探すのがすごく苦手なので、こういう腹落ちする例…

あくへき

立て続けに相槌が冷たい人と話して、心が折れそうになることがある。 相手は真摯に話を聞いてくれているだけなのに、その真剣さが言葉の鋭さに込められている気がして尻込んでしまう。 真剣な相手の気持ちを受け止めきれない自分にも辛くなってしまうので、…

プライドの対価

だいすきな本を、初対面の人に譲った。高校生のとき読み終わってすぐに手放したのをよほど後悔して、大学生になってから買い直したくらいだ。 事前に本を譲ることは決まっていたのだが、実際に手放すとなると想像の何倍も悲しい。 昨日までは「改めてAmazon…

あこがれ

マフラーを巻くのがすごく苦手で、いつも髪の毛がボサボサになってしまう。 よくアニメやイラストに出てくる「マフラーに髪の毛が埋もれてもふもふしている状態」みたいなのが憧れで、彼女たちがどうやってあの技術を習得したのかとても気になる。 彼女たち…

新たな足場

年が明けてから始めた、新しい習慣があった。 天声人語をノートに書き写すような、そういうことを始めようと思った。 「習慣があった」と過去形にしているのはつまり、もう習慣でなくなったということです。 決意した瞬間の清々しさだけが虚しく残っていて、…

ともだち自慢

ある会社の社長講演を聞きに行った時、その人は自社が買収、投資してきた企業がいかに素晴らしく先進的かという話に、割合長い時間を割いていた。 起業家と2,3分話したことを自慢する人脈大学生に通づるものを感じて、すっと寒気がする。 その人の先見の明は…

冬はつとめて

「春はあけぼの」で知られる枕草子は、現代の日本人に通ずる美意識の土台になっていると言われている。 冒頭だけを暗唱させるような学校もあるらしいけど、読み進めるうち、むしろ後半になればなるほどその面白さは加速するように思う。 季節の小難しい話だ…

声の表情

最近、目の悪さに磨きがかかってきた気がする。 コンタクトを毎日つけるようになったのもあるし、毎日スマホやパソコンの画面を見ているというのもあるけれど、それ以外にも、パッと思いつくだけでもいくつか理由は挙げられそうだ。 コンタクトや眼鏡がある…

言葉の前に

人に、もののよさを伝えるのはとても難しい。 たとえば「オススメのゲームの面白さを伝えてほしい」と言われても、その場では、「もうめちゃめちゃ、本当に、ものすごく最高だった」とか言ってしまう。語彙力〜 面白かったことをまじめに、何がよかったのか…

能ある受け皿

このブログを読んでいるともだちから、「あなたのブログを読んでいると、『みんな、表には出さないけど色々考えてるんだな』って思う」と言われたことがある。 正直なところ、最近は毎日更新することにムキになって、書くことを探すのに必死な部分もある。 …

やさしい強さ

Twitterで散々流れてきたあの広告の意図を考えていたのだけれど、そのものをあまりに強い言葉で攻め立てようとする構図のほうがよっぽど怖くて、夜中の布団で物理的に震えた。 現実社会でこんな袋叩きに遭ったら、こわいよなあ。 西武・そごうの元旦新聞広告…