思考の自由研究

世界で一番かわいい言葉は「もぐもぐ」だと思う

強い女メーカー

最近よくタイムラインで見かける、「強い女メーカー」というのがある。意思の強そうな女性の見た目をカスタマイズして、好きなイラスト作ることができる。いわゆる、アバター作成サービスというのか。
 
 
ZEPETOの流行も記憶に新しいが(今でも流行ってるのかな)、「強い女メーカー」の場合は「自分に似せるか否か」というよりも「じぶんがなりたい理想の顔」を作るサービスなので、利用者も、どれだけかわいく作れるのかを試しているような感じがする。
 
「こんな顔になりたいな〜」とか、「セーラームーンのキャラクター作りました!」とか、そういう投稿が多い。
 
確かに、どうあがいても絶対かわいくなる。すごい。
 
 
 
インスタのストーリーがZEPETOで埋め尽くされていたあの時期、私は意味もなく天邪鬼を発揮したおかげで、人のそれを眺めるだけで満足してしまっていた。
 
けれど今回は、タイトルの「強い女」という言葉に惹かれてしまって、ちらっとサイトを覗きに行った。
 
自分の潜在的な自立志向に、ちょっと笑えた。タイトルに強いとか書かれたら、みに行きたくなっても仕方ないじゃない。だって強くなりたいし!
 
もちろん、わざわざアプリをダウンロードしなくてもいいという気軽さもあったと思う。
 
それにしても、やっぱり単純だなあ〜ワタシ。
 
 
 
そこからいくつか強い女を作って眺めたりはしたものの、あまりに自分とかけ離れた見目麗しい女性が爆誕したので、彼女のことは、心の中にとどめておくことにした。
 
強い女への道のりは長く険しいものになりそうだった。あまりに美化された別人で、なんだか恥ずかしくなってくる。
 
 
 
なんとなく気になって、この「強い女メーカー」作者のTwitterを見てみた。すると案の定、匿名SNSの洗礼を受けていた。
 
自分が趣味で公開したもので誰にも害を与えていなくても、どこから槍が飛んでくるのかわからない。怖いよ〜。
 
現実世界でもネットでも、何事にもケチつけたい人というのはいるらしい。
 
 
 
 
強いとか弱いとか、かわいいとかかっこいいとか、主観でしか決められない言葉を使ってバズるのは危ういなあと、改めて。
 
善良な市民が思う「強い」女性というのはあらかたこの見た目で補完しているような気がするが、「私にとってのそれは違います」と言われてしまえば、どうにも、それまでだ。
 
他人の感覚を押し付けられたような印象を受けたんだろうな、この質問者の人は。
 
あらそういえば、昨日も同じようなことを思ったような。

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