浪費癖
普段買わないものを買って帰ると、なんだかいつもよりも幸福感が増すような感じがする。それは洋服の時もあるし、ケーキの時もあるし、今日みたいに、観葉植物や特別な入浴剤のこともある。
「今日は悲しいことがあったから」とか、「今日はたくさん頑張ったから」とか、適当な理由をつけてたくさんお金を使ってしまう癖がある。高校生の時から変わらない癖だ。
そして今日も、私は自分に甘かった。
久しぶりにハジメマシテから始まる会に参加したのだけれど、いやまったく、これほどまでに自分の声量のなさを悔いたことはない。
声が届かないと何も始まらない。というか、「ハジメマシテから始まる」どころか「ハ?」から始まってしまう。
優しくしてください、と言えば優しくなるほど、世の中ぬるくはできてない。
周囲のイケてるパワフルマンたちに圧倒されて、自分の学のなさと声量のなさがダブルの高波で押し寄せる。これは本当に大変、全くよくないと思った。
自分が有能であると思い込んでいたわけでも、自分が声量のある方だと思い込んでいたわけでもない。けれど普段と違う状況に身を置くだけで、ここまで自分の態度がころっと変わるのかという驚き。
新しい発見ではない。前からわかっていたことを、改めて確認した、という感じ。ヨクナイヨクナイとわかっていながら、さてどう改善するものか。
まずは人を観察することから始めるか。それとも新しい場所に順応する力を養うか。
手をつけるべき場所は山ほどあって、だからこそどこから手をつけようかと歩みを止めてしまう。
すっかりしょんぼりしてしまった自分と諸々話し込んでいるうち、まあまずは、ゆったりお風呂に入ることから始めましょう。と、なったわけ。
そしてついでに前々から欲しかった植物も買ってしまいましょう。と、なったわけ。
家族も自分も友達も、全くもってワタシに甘い。日々ありがとう。今日の反省は、今日のお風呂でたくさんしよう。
買うつもりのなかったものを買ってしまうことを、「衝動買い」とか「無駄遣い」とかいうらしい。もちろん例に漏れず、私もそう呼んでいる。
けれどこうして、ささやかにでも回復できるのなら、こんな衝動買いも悪くないと思った。
今のところ、問題の核心は何も解決してないんだけどね!