思考の自由研究

世界で一番かわいい言葉は「もぐもぐ」だと思う

帰省の前に

自堕落な生活にもそろそろ飽きてきて、新しい遊びを見つけたい今日この頃。思えば小学生の時からずっと、夏休み終盤は何をしていいかわからなくなっていた。

だらだらした生活も何日か続けば日常になってしまうので、どこかで飽きがやってくる。なんとも贅沢な話だけど、今回もその飽きがやってきた。

時間を持て余しているうち急に、母親から怒られた時の記憶が鮮明に浮かび上がる時がある。何かをトリガーにしているわけでもないので、「不意に」っていうのはこういうことを言うんだと思う。

私の母は怒りっぽいわけでもなかったので、過去の記憶をかいつまんだ一部か浮かび上がってくる、という感じ。なんでだろうね?

断片ひとつひとつを思い起こしてみると、ケンカした時の記憶の方がザクザク出てくる。仲良くしている時間の方が長いはずなのに、いやむしろ、だからこそなのかもしれないけれど。

友達同士ならあれだけの大げんかをすれば絶交も厭わないだろうに、それでも気づけばまた面倒を見てもらってるんだから、親との関係は他と全く違う、不思議なものだと思う。

私と私のママの関係は、女子あるあるの「友達のような母娘」ではない。あくまで私にとって母は目上の人だし、彼女の考え方と私の考え方違うことがあれば、彼女はどこか諭すような口調で私に話しかけることもある。私は思春期の娘のままで「はいはい、そうだね」と答える。

身近に私と違う考え方の人がいるという事実を毎日目の当たりにできたことが、今の自分の思考回路を形作っているんだと思う。けれどもまあ、いつまで思春期のままなのかしらね。

私のママが、今の私の毎日を眺めることがあったら、なんて言うかなと思う。「まあそうやって、女の子は絶対湯船に浸からなきゃ」とか言うのかなと思う。私はまた「はいはい」とか言って、結局いつもみたいにシャワーで済ましてしまうんだと思う。

家に帰ったら、なんて言い訳しようかなあ。